#38 よく聞かれる質問

「地図読みって面白い?」

「地図なら持って山行ってますよ」

って話掛けてくる方が多くて私はなんて

お答えしたら伝わるのか考えてました。

しかし、これがなかなか…

伝えるって難しいんですよね

少々時間を頂いて話を出来るなら

沢山お話ししてお伝えしますが

ちょっと、立ち話の感じで言われたなら

「地図が立体に見えて面白いですよ」

と伝えるのが1番短い言葉かもしれません

実際、ペラペラの紙の地図が立体に見える

と安心感が倍増、面白さも10倍増です(^^)/

地図読みが出来るようになるまでは

私も、紙の上で位置と距離が把握できる事

を地図を読むという事だと思っていました。

 

なぜ、立体に見えてくるの?

ちょっと考えてみました。

まず、高さを表す表示のこと。

標高1000メートルの山は高くてとがってる?

そればかりじゃなく、大山みたいに

横に長ーい高い山もあるんですね。

山の形状と凹凸を表してる地図

山の山頂までの高さ別に形を横に

輪切りにした線が書いてあるのを

等高線と言い

階段みたいに同じ高さの端っこを線で

繋いで書いてるので一段一段

高さの違う斜面です

広い、狭いがあって広い線は緩やかで

狭い線は急な斜面って事になる。

 

この言葉の意味が分かれば立体に見える

かなと思います。

 

 

あとは、地図の縮尺。

実際の山を何分の1に小さく書いているのか

距離を計算すると、等高線と等高線の間の長さ

実際何メートルなのか分かるので

頭の中で、その距離を想像して地図を見ると

脳内で点と線が繋がり立体に組み上がります。

詳しくはウィキペディアにも出てるので

「等高線」で検索してみてください。

 

あとは、繰り返し

地図読みは、この練習を何度も繰り返し

実際に山の入り口で、この脳内に組み立て

た山と自分の足の向いてる地面の先を

自分の目で見て確認あるのみ。

色んな山で、地図読みをして行くと

脳内のイメージ力も上手になり、実際の山で

地面から地形を見る目も肥えて行く事でしょう。

これが、地図読みを学ぶ第一歩で地図が

立体に見える様になるまでは、練習を

繰り返し、楽しい繰り返しです。

山へ行く理由が出来たと喜ぶあなたは

きっとすぐに身につくでしょうね。

 

実は、まだまだ第一歩段階でこの先色んな

地図記号をマスターして読んで行きます。

記号にも、向きや大きさの違いを表してる

のが色々あってドンドン沼にハマって

面白くなってくるのが、この辺りです。

この記号はいったいなんだ?

と相談しながら笑いが絶えませんよ。

地図読みは楽しいだけではありません。

面白さは、もちろんですが先にも書きまし

たが地図が読める安心感です。

この安心感は、自信からくるものではない

かと私は感じました。

地図が読めるようになると、自分でコース

を考え自分で目的を決める事が出来ます。

この、自分で決めるという考えが自信を

持ってる安心感になります。もちろん

過信はいけませんが

アプリに表示されてる誰かのルート

ではなく自分で考え、決めたルート

を歩く。

アプリには現在地をしっかりと表示

してもらって行先は、自分で考えた

ルートで進む。

この、安心感は地図読みが出来てこその

醍醐味です。

 

先日自分で決めたルートを

塾長に相談してみたところ

そのコースが、良いでしょうね!

と良くできました!とハンコをもらった

子供の様に嬉しく浮かれてました。

 

実際に、そのルートどうりに登山してみると

ホントに思っていた場所にたどり着いた時

何とも言い難い気持ちの良い風が吹いてま

した。

これは、不安のない登山での達成感だと

思います。

どこへ行きたいのか、地図任せにせず自分の

考えで進む。

こんな面白い登山は初めてでした。

今度、地図読みは面白いですか?

と尋ねられたら、間違いなくあなたを

地図読みの面白さが納得出来るように

ゆっくりお話ししますよ(^^♪

ブログで書くにはやっぱり難しいので。

(キヤマナミ)