#58 自ら発言することが出来ない子供達

今回は

最近実際に起きた

”自ら発言すること”について

私の考えを書いてみたいと思います。

#私の経験したことと考えを書いた

#ただのおっさんの話だよ

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

発言することから逃げる子供たち

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

先日、小中学生の

バドミントンのコーチに行った時に

ある経験をしました。

 

それは

「自ら発言することから逃げる」

ということでした。

バドミントンのスクールで

練習中の9人の生徒を集めて

一つの質問をしました。

 

他のコーチに

「声出して練習しなさい」

と、よく言われているけど

「なぜ声を出そうと言われるんだろう?」

思ってることを教えて欲しい。

と一つの問いを投げかけました。

#やさしい言い方だよ

 

それに対しての子供達は

「・・・」

誰も発言しません。

#どんだけ沈黙するねん

 

子供達それぞれの気持ちの中で

思っていることはあると思います。

 

しかし

誰一人発言をしません。

#思ってることを教えて欲しいんだよ

#考える力も付けて欲しい

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

自ら発言する壁は想像以上に高い

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

誰も発言しない時間が流れ

痺れを切らした私から

「それぞれ自分一人一人の気持ちを

教えて欲しいと言ってるんだよ。

 

みんな、正しいことを言わないととか

変なことを言って笑われたりするのが

恥ずかしい。と思ってたりしない?

 

思ってることを聞いてるだけだから

みんなそれぞれ違っていていいんだよ」

と伝えてみても

一度重い空気になってしまったものは

そうそう変えることは出来ません。

#最初に発言する一人目になる勇気は

#かなりハードルが高いよね

#そもそも発言する経験をしていないし

 

現実問題として

社会という戦場に出た時に

発言をしないということは、冷酷にも

”あの人は自分の意見がない。”

という判断をされてしまう。

#存在して居ないのと同じ

 

”自分の意見がない。”

と判断された人に仕事は任せられないし

その人を中心に

仕事は回って行くことはあり得ない。

 

なぜなら

意見がない人に

誰も仕事を任せようとは思わない。

#単純作業は別だけどね

 

という話をして

もう一度質問を繰り返しても

沈黙は続くわけです。

#これが子供達の現状なんだと痛感した

#発言することを経験していないし

#黙ってた方が得という経験を積んだ

#自分の身を守る方法なのかも

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

社会は自ら発言する人間を評価する

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

自ら発言する壁を乗り越えさせたいと

私は、質問の難易度を下げて

「じゃあ

なぜみんなはバドミントンの

練習をしているの?

思っていることを教えて」

と質問を変えてみた。

 

また

しばらくの沈黙が続いた・・

そして一人の中学生の男子が

「上手になるため」

と一言だけ答えてくれた。

#よくぞ勇気を振り絞ってくれたね

 

この発言を受けて

「そうだよね。上手になりたいもんね。

それより、誰も何も言わない空気の中

よく勇気を出して発言してくれたね。

その勇気はとても価値があること。

実際には

自ら発言するということは

社会に出た時には評価されるんだよ。

 

そして

その発言について初めて

その人自身が評価されることになる。

 

つまり

発言しなければ評価されることも無い。

逆に言えば

大きな失敗も無いかもしれない。

しかし

自ら発言出来ない人には

大事な仕事を任せられることはない。

私の経験上

発言する人を中心に仕事は回るから

発言する人は上のポジションに

上がりやすくなる。

 

社会ってそういう仕組みになってるの。

だから、思い切って発言したらいいよ。」

と私の本音を伝えた。

#子供一人一人に成長して欲しいので

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

発言するかどうかは自ら決断する

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

だからと言って

「でも自ら発言するかしないかは

みんなの自由でもあるんだよ。」

#発言するべきなんて言わない

#発言したらという事実だけ伝える

#無理強いはよくないから

 

「言いたくなければ言わなくてもいい。」

#自分の殻に閉じこもって居たい

#そんな子供もいるから

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

笑いたければ笑えばいいんだよ

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

この話をしている時

中学生の女子で笑いを必死に堪えて

笑うのを我慢して下を見る子もいた。

#話の途中で噛んでしまったりして

#真剣な状況な時ほど笑っちゃいけない

#そう思っちゃうと笑っちゃうやつ

 

その際、私は怒りもしない。

「真剣に話を聞いてるのか?」

ともあんまり思わない。

#残念だとは思っているよ

 

その子はそういう子なんだ。

と理解するようにしている。

ただ、その子に対して

何かを真剣に教えようとは思わない。

#それが社会のルールなんだ

#容赦無く切り捨てられるのが社会だ

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

発言することから逃げる子供たち

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

一番に発言してくれた中学生の男子に

「発言するのに、勇気が入ったと思う。

でもその勇気が将来生きてくるから。」

 

そしてみんなに

「バドミントンは、上手下手はある。

でもそんなのは大したことではない。

 

なぜなら

社会に出てもバドミントンが出来る

ということでは、価値は生まないから。

それより

バドミントンをみんなで習いながら

自分の意思表示が示れるように

自ら発言を出来る事の方が

社会に出たら、大事な事なんだよ。

 

お父さんお母さんは

君達が社会に出た時、社会人として

通用する大人になって欲しい。

と思っていると思う。

 

だから

自分の意見があったら

ちゃんと発言出来るように

なって欲しいと思う。」

という事を伝えた。

#伝わっているかは疑問だけど

#何度も伝えないといけないよね

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

君はどんな価値を産めるのか?

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

社会に出た時に

通用する大人になった時に

あなたのどんな価値が産めるのか?

 

例えば

◯同じことを繰り返し出来る

◯新しい発想がいろいろ浮かぶ

◯いろんな意見を引き出せる

◯いろんな意見をまとめれる

◯作業を早く終わらせれる

◯整理整頓をきっちり出来る

◯コミュニケーション能力が高い

◯誰にでもやさしく出来る

◯とにかく相手の話を聞いてあげれる

◯相手のいいところを褒めてあげれる

◯ずっと笑顔でいれる

◯話をする口調がやさしい

◯リアクションが上手い

などなど

 

あげればキリがないほど

社会に出て価値を提供を出来ることは

数限りなくある。

 

子供一人一人に

子供オリジナルの価値を伝えてあげると

自分の進みたいところが見えてくる。

#自分の事を一番知っているのは

#自分自身だ

#自分の道は自分で決めろ

 

 

ーーーーーーー

まとめ

ーーーーーーー

今回は

◯子供自ら発言するメリットとは

◯大人になるために学ぶこと

◯社会に出た時の価値はいろいろある

ということについて

お話をさせていただきました。

 

どんなに頭の中で考えていても

発言しなければ、存在していないと一緒で

空気を読んで、発言しない人は

そこに存在していないと一緒です。

#会議で発言しない人は

#その場にいない方がいい

#価値を産むとはそういうこと

 

子供一人一人にそれぞれ特徴があります。

他の子供と比べるのではなく

その子の能力(特徴)を

引き出してあげることこそが

親がその子の価値を最大限に産むことに

なっていると思います。

#親と子で信頼し合える関係を作ろう

#この関係が土台になるから

 

我が家では

京大に行った息子は留年し

就職する先を迷走し、将来何をしたいか?

いまだに悩みまくってます。

#いい大学行ったら大丈夫な訳じゃない

#みんな悩むのは同じなんだよ

 

それでも

自分の道は自分で決めなさい。

と言っている。

#親は子供の決断をサポートするだけ

 

一人前の大人にするために

自分のことは自分で決めさせる。

 

そして

子供を一人の人間として尊重することは

子育ての骨太の根幹となりまーす。

#私の個人的な価値観です

 

子育ての現場からは以上でーす!