青木です。
さて、いよいよあと2週間後、
11月9日(土)10日(日)は
『OMM JAPAN2024 KAWAZU』
約束の舞台がやってきます。
OMMの公式からもこの週末前にスタートリストや
プログラムが正式に発表され、ほんとにいよいよと
いうところまできました。
あとは、当日まで最後の準備期間、
バディーとの荷物の打ち合わせや、
ウェアリングやもっていくギア類の精査、
そしてなにより体調を崩さないように
出発を迎えることが一番重要です。
*
今回は、OMM直前ということで参加する私たち、
そして仲間の今年の本戦に向けての
参考や気づきになればと
【前回OMMでのそれぞれの振り返り】を
あらためて共有しておこうと思います。
去年のOMM2023北八ヶ岳のあと、
仲間の参加メンバーたちにちょっとした
振り返りアンケートをやらせてもらいました。
そのアンケート結果を打ち上げの
ネタにして終了後にも楽しんだんですが、
いまあらためて見てみると、そのときの気づきや
よかったウェア・ギアなど率直に答えてもらったので
とてもいい実践データだなと思います。
アンケートの質問内容は、
❶うまくいったこと
❷失敗したこと
❸よかったギア(ウェア)
❹いまいちだったギア(ウェア)
の4つに答えてもらいました。
では、
チームごとに紹介していきます。
お楽しみください。
*
まずは私たち、内川・青木組。
参加部門は”ストレートA”。
<内川>
❶失敗してからのリカバー
❷2日目の体力の無さ、
スリーピングマットの空気漏れ(破損)
❸トリムテックスパンツ、キャプ4
❹NEMOのスリーピングマット
<青木>
❶・前日のアウトドアサウナが最高
・前日の夜、ビール1本でおさえたこと
・間違いに気づいてからのリカバリーの正確性、
スピードがあがり大きなロスなく次につなげた(Day1)
❷・Day2の体力不足、走力不足
・携帯した水分が少なく、水切れを起こした
・Day1で酒入りボトルを紛失、Day2でリストコンパスを紛失
・予備のベースレイヤーはもっと軽いものにすればよかった
→雨でなければベースは2日間着るのでただの荷物になるから
・日焼け止めが必要
❸・メレル/アジリティーピーク5(メガグリップ安心感)
・モンベル/ストレッチショートスパッツ(ゲイター)
(行きの道中で買って正解)
・ノースフェイス/エクスペディショングリッドフリースフーディー(上行動着)
(ずっとキャプ4一択だったが、
低温が予想できたのでオクタ使用のタイプにして正解)
❹・Teton bros./ウインドリバーパンツ
(軽くて薄く動きやすいが藪漕ぎに弱く初日でビリビリに破ける)
・ストックは1本でよかったかも
(左手は常時コンパスと地図もってるのでほぼ1本しか使っていない)
>このあたり、今年は改善してのぞみたいと思います!
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つぎは、年々渋さに磨きがかかっている
Y本&H松チームから、Y本さんのアンサーです。
部門は、スコア・ロング。2年目。
❶昨年の経験を活かし、地図にある情報
(ポストの場所のヒント、回収時間)をあらかじめ確認したこと。
お互いの体力に見合ったルート選択が出来たこと。
❷お互いの体力を勘案したルート選択に徹した反面、
あまり攻めることが出来なかった。
❸火器、食器類の軽量化を図ったこと。
❹ビビィとシュラフの結露がひどく、朝方寒くなった。
>OMMは2年目ながら、山での経験知見は深いお二人。
今年はちょっと攻めたOMMになるんでしょうか。
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つぎは、OMM塾のやりすぎコースディレクター
N江氏とAこさんの混合チーム。スコア・ロング。
<N江さん>
❶前回の装備の反省点、コースどりの反省を踏まえ、
バディーと意思共有を密にし、理想のOMMが出来た。
❷膝の不安を残しての出場。
エントリーからフィニッシュまでがOMM..ということが
身に染みてわかったこと。
❸OMM/コアシリーズ全般をチョイスしたこと。
❹なし
<Aこさん>
❶ザックの重量を去年より約5kg減らすことができた。
❷スリーピングマットの空気の入れ方が少なかった、、
地面の冷たさを感じて就寝。
❸OMM/コアフーディー、
マウンテンハードウェア/エアメッシュ1/2ハーフジップ
❹なし
>このチームも円熟味を増してます。前回の教訓をしっかり
改善できた部分など連続出場の醍醐味ですね。
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さて、つぎはこちらも混合チーム。
コッシーとMこさん。
部門は、ストレートB。
<コッシー>
❶2日目全般
❷1日目の入りかた(スタートが肝心)
❸ザック、ベースレイヤー
❹バーナーとクッカーは1人づつあってもいいと思った。
<Mこさん>
❶パッキングが成功、団体行動(行き&帰り)
❷OMM塾Tシャツ着るタイミング
❸OMM塾Tシャツ
❹とくになし
>答えがシンプルすぎてよくわからない2人(笑)
そして今年は2人ともそれぞれ初挑戦のバディーとの
参加!OMMの楽しさにやられてる2人でした。
*
さて、最後は、山鳴(やまなり)の
絵になる2人。ヨーヘイくんとトシくん。
ストレートAに参戦しました。
<ヨーヘイ>
❶アタックばかりが美学ではない
(無難なルートを着実にあせらずいけた)
❷・同じような尾根がある場合に読み違いが
何度もあった。
・序盤で滑って転倒した、コンパスが下敷きになり壊れた。
(予備をもっておくべきだった)&ボトルが落ちて割れた
(割れないものに変更する)
❸・山と道/アルファタイツ
(タイツとレインパンツ(どちらも必携)でダウンパンツを削れた)
・OMM/ローターベスト
(保温と抜けのバランスがいい、朝夕に重宝した&軽い)
❹・バーゴ/トライアドマルチフューエルストーブT-305
・エバニュー/Ti400FD Cup ECA530チタン
(ものはいいが、自分らが求めるOMM向きでなかった)
(酒飲みたい人にはすこし小さい、特に2人で飲むと。
あと繰り返し湯沸かすのが面倒なのでガス缶が無難か)
<トシくん>
❶地形、トレイルの向き、距離など細かい確認を行い、
現在地の把握(整置)がしっかり出来た。
❷コンパス直進してでた先のトレイルが地図上の
どこかわからないことがあった(思い込みがはげしい)
❸・トレッキングポール(足の負担軽減できた)
・山と道/アルファベスト(保温×通気)
・OMM/ソニックスモック
(保温×いなり寿司サイズの収納性)
・浄水器(使わなかったが携帯する水の量を減らせた)
❹・ネイチャーハイクのテント(重い、、2kg)
・モンベル/ダウンハガー#3
(夜中にビビィとの間で結露してロフトが潰れ保温性が低下した)
>と、ギア&ウェア好きならではの振り返りでしたが、
今年はさらに新たに山鳴メンバーの参加チームも増えて
こちらもどハマりOMMERになってます。
*
それぞれの振り返り、いかがでしたか??
あらためて他のみんなの答えをみて
気づく部分や、気になる装備もあったかと思います。
さて、残りは2週間をきりました。
ここからできることは限られてますが、
考えられる万全の準備をして
1日目のスタート地点に立ちたいと思います。
・・・
あ、これだけは教訓として忘れずに
準備していったほうがいいこと、
『予備のコンパスを必ずもっていくこと』
過去に2回、本戦中になくした私が
自信をもって伝えられるアドバイスです(笑)
(青木)