#140 あと2週間。

青木です。

さて、いよいよあと2週間後、

11月9日(土)10日(日)は

『OMM JAPAN2024 KAWAZU』

約束の舞台がやってきます。

OMMの公式からもこの週末前にスタートリストや

プログラムが正式に発表され、ほんとにいよいよと

いうところまできました。

あとは、当日まで最後の準備期間、

バディーとの荷物の打ち合わせや、

ウェアリングやもっていくギア類の精査、

そしてなにより体調を崩さないように

出発を迎えることが一番重要です。

今回は、OMM直前ということで参加する私たち、

そして仲間の今年の本戦に向けての

参考や気づきになればと

【前回OMMでのそれぞれの振り返り】を

あらためて共有しておこうと思います。

去年のOMM2023北八ヶ岳のあと、

仲間の参加メンバーたちにちょっとした

振り返りアンケートをやらせてもらいました。

そのアンケート結果を打ち上げの

ネタにして終了後にも楽しんだんですが、

いまあらためて見てみると、そのときの気づきや

よかったウェア・ギアなど率直に答えてもらったので

とてもいい実践データだなと思います。

アンケートの質問内容は、

 ❶うまくいったこと

 ❷失敗したこと

 ❸よかったギア(ウェア)

 ❹いまいちだったギア(ウェア)

の4つに答えてもらいました。

では、

チームごとに紹介していきます。

お楽しみください。

まずは私たち、内川・青木組。

参加部門は”ストレートA”。

<内川>

 ❶失敗してからのリカバー

 ❷2日目の体力の無さ、

 スリーピングマットの空気漏れ(破損)

 ❸トリムテックスパンツ、キャプ4

 ❹NEMOのスリーピングマット

<青木>

 ❶・前日のアウトドアサウナが最高

 ・前日の夜、ビール1本でおさえたこと

 ・間違いに気づいてからのリカバリーの正確性、

 スピードがあがり大きなロスなく次につなげた(Day1)

 ❷・Day2の体力不足、走力不足

 ・携帯した水分が少なく、水切れを起こした

 ・Day1で酒入りボトルを紛失、Day2でリストコンパスを紛失

 ・予備のベースレイヤーはもっと軽いものにすればよかった

 →雨でなければベースは2日間着るのでただの荷物になるから

 ・日焼け止めが必要

 ❸・メレル/アジリティーピーク5(メガグリップ安心感)

 ・モンベル/ストレッチショートスパッツ(ゲイター)

  (行きの道中で買って正解)

 ・ノースフェイス/エクスペディショングリッドフリースフーディー(上行動着)

  (ずっとキャプ4一択だったが、

  低温が予想できたのでオクタ使用のタイプにして正解)

 ❹・Teton bros./ウインドリバーパンツ

 (軽くて薄く動きやすいが藪漕ぎに弱く初日でビリビリに破ける)

 ・ストックは1本でよかったかも

 (左手は常時コンパスと地図もってるのでほぼ1本しか使っていない)

>このあたり、今年は改善してのぞみたいと思います!

つぎは、年々渋さに磨きがかかっている

Y本&H松チームから、Y本さんのアンサーです。

部門は、スコア・ロング。2年目。

 ❶昨年の経験を活かし、地図にある情報

(ポストの場所のヒント、回収時間)をあらかじめ確認したこと。

 お互いの体力に見合ったルート選択が出来たこと。

 ❷お互いの体力を勘案したルート選択に徹した反面、

 あまり攻めることが出来なかった。

 ❸火器、食器類の軽量化を図ったこと。

 ❹ビビィとシュラフの結露がひどく、朝方寒くなった。

>OMMは2年目ながら、山での経験知見は深いお二人。

今年はちょっと攻めたOMMになるんでしょうか。

つぎは、OMM塾のやりすぎコースディレクター

N江氏とAこさんの混合チーム。スコア・ロング。

<N江さん>

 ❶前回の装備の反省点、コースどりの反省を踏まえ、

 バディーと意思共有を密にし、理想のOMMが出来た。

 ❷膝の不安を残しての出場。

 エントリーからフィニッシュまでがOMM..ということが

 身に染みてわかったこと。

 ❸OMM/コアシリーズ全般をチョイスしたこと。

 ❹なし

<Aこさん>

 ❶ザックの重量を去年より約5kg減らすことができた。

 ❷スリーピングマットの空気の入れ方が少なかった、、

 地面の冷たさを感じて就寝。

 ❸OMM/コアフーディー、

 マウンテンハードウェア/エアメッシュ1/2ハーフジップ

 ❹なし

>このチームも円熟味を増してます。前回の教訓をしっかり

改善できた部分など連続出場の醍醐味ですね。

さて、つぎはこちらも混合チーム。

コッシーとMこさん。

部門は、ストレートB。

<コッシー>

 ❶2日目全般

 ❷1日目の入りかた(スタートが肝心)

 ❸ザック、ベースレイヤー

 ❹バーナーとクッカーは1人づつあってもいいと思った。

<Mこさん>

 ❶パッキングが成功、団体行動(行き&帰り)

 ❷OMM塾Tシャツ着るタイミング

 ❸OMM塾Tシャツ

 ❹とくになし

>答えがシンプルすぎてよくわからない2人(笑)

そして今年は2人ともそれぞれ初挑戦のバディーとの

参加!OMMの楽しさにやられてる2人でした。

さて、最後は、山鳴(やまなり)の

絵になる2人。ヨーヘイくんとトシくん。

ストレートAに参戦しました。

<ヨーヘイ>

 ❶アタックばかりが美学ではない

 (無難なルートを着実にあせらずいけた)

 ❷・同じような尾根がある場合に読み違いが

 何度もあった。

 ・序盤で滑って転倒した、コンパスが下敷きになり壊れた。

 (予備をもっておくべきだった)&ボトルが落ちて割れた

 (割れないものに変更する)

 ❸・山と道/アルファタイツ

 (タイツとレインパンツ(どちらも必携)でダウンパンツを削れた)

 ・OMM/ローターベスト

 (保温と抜けのバランスがいい、朝夕に重宝した&軽い)

 ❹・バーゴ/トライアドマルチフューエルストーブT-305

  ・エバニュー/Ti400FD Cup ECA530チタン

  (ものはいいが、自分らが求めるOMM向きでなかった)

  (酒飲みたい人にはすこし小さい、特に2人で飲むと。

  あと繰り返し湯沸かすのが面倒なのでガス缶が無難か)

<トシくん>

 ❶地形、トレイルの向き、距離など細かい確認を行い、

 現在地の把握(整置)がしっかり出来た。

 ❷コンパス直進してでた先のトレイルが地図上の

 どこかわからないことがあった(思い込みがはげしい)

 ❸・トレッキングポール(足の負担軽減できた)

 ・山と道/アルファベスト(保温×通気)

 ・OMM/ソニックスモック

  (保温×いなり寿司サイズの収納性)

 ・浄水器(使わなかったが携帯する水の量を減らせた)

 ❹・ネイチャーハイクのテント(重い、、2kg)

 ・モンベル/ダウンハガー#3

 (夜中にビビィとの間で結露してロフトが潰れ保温性が低下した)

>と、ギア&ウェア好きならではの振り返りでしたが、

今年はさらに新たに山鳴メンバーの参加チームも増えて

こちらもどハマりOMMERになってます。

それぞれの振り返り、いかがでしたか??

あらためて他のみんなの答えをみて

気づく部分や、気になる装備もあったかと思います。

さて、残りは2週間をきりました。

ここからできることは限られてますが、

考えられる万全の準備をして

1日目のスタート地点に立ちたいと思います。

・・・

あ、これだけは教訓として忘れずに

準備していったほうがいいこと、

『予備のコンパスを必ずもっていくこと』

過去に2回、本戦中になくした私が

自信をもって伝えられるアドバイスです(笑)

(青木)