青木です。
先週末の『OMM JAPAN2024 KAWAZU』の
2日間を終えた余韻に浸っているうちに
一週間が経ってしまいました。
先週のこのORGブログも内川さんがOMMに向かう
まさに道中で記事を書いてくれてましたが、
OMM塾の仲間たちとすごした前日金曜からの
3日間はまた大切な濃密な思い出となりました。
今回のブログは、この3日間の間で撮った
(OMMの公式フォトからも抜粋してます)
いくつかの写真とともに振り返りたいと思います。
*
大会前日の8日の金曜日は、
早朝に岡山を出発して、車1台にこの3チームで
同乗して一路会場の静岡県河津町へ向かいました。
今回、初出場のナミさん、
同じく初出場のフミフミも加え、
また、OMMへチャレンジする岡山からの
仲間はさらに今年は増えて大所帯に。
ここに映ってくれたメンバーは
10チーム総勢20名!
いやーーーほんとにここまで増えて
嬉しい。。2014の第一回大会に出たときは
当時のバディーとたった2人でした。
岡山からもほかに出られてたとは思いますが
知り合いで会えたのは
県外のつながりがあった友人だけ。
10年の月日の流れとOMMそのものの浸透、
盛り上がりを感じずにはいられませんでした。
受付会場で会って、
翌日からの健闘を祈り合う
ワクワクな時間もまた
格別なんですよね。
みんないい表情してます。
(OMM公式フォトより)
夜が明けて、いよいよ
初日のスタート地点。
毎年ながらこの瞬間は緊張感と不安と
ワクワクが最高潮に達し、
独特の高揚感と慌ただしさが押し寄せる。
大好きな瞬間です。
はじまったら、あとは
コンパスと地図と時間に集中して
ただただ目標のCPに辿り着くことだけを
考えて進み続けるため、
(とくにストレート部門参戦なので)
余裕の笑顔の写真は一気になくなります。
内川さんとのストレートももう4年目?
になりますが、スタートゲートをくぐった
瞬間に内川さんのスイッチが入り、
普段のブッダ・ニッコリー内川から、
一切の甘えを許さない
毘沙門・内川へ変貌します。
これは今回のOMMの写真ではありませんが、
めずらしくカメラマンが近くでも、
ブッダ内川に戻らず
阿修羅・内川の形相が記録された公式フォトです。
みなさんが普段あまり見たことのない、
阿修羅面=怒り・内川とまるまる2日間過ごす
ことが年いちのわたしの避けられない
ミッションでもあるのです。
*
すこし話がそれましたが、
今回の河津町でのOMMは2日間通して
予想以上の気温の高さ、そして
コースプロファイル(概要、データ)的に
ストレート部門は例年に比べ、異例の
厳しいコース設定となっていました。
結果を先にいうと、
わたしたちはDAY1、DAY2、ともにDNF。
DAY1は、全CPが11個あるなか、
CP6までは比較的順調にとれたものの
CP7に向かう山中で制限時間が間に合わない
と悟り、DNFに切り替えて
テン場(ゴール地点)へ向かいました。
DAY2は、なんとDAY1のストレートAの
全体の完走率が10%台だったらしく、
厳しすぎる設定が直前で変更され、
CPを2ヶ所減らした短縮コースとなりました。
しかし、その短縮コースでも
ぎりぎり完走は難しい時間設定で、
わたしたちは残り3つのCPを残して
ゴールに向かうことにしました。
今年もOMMの厳しさに跳ね返された2日間でした。
やっとこさ、ゴール地点のテン場に
たどりついた嬉しさの内川さんと
疲労困憊、放心状態の青木。
*
DAY1の振り返りをまわりの仲間が
楽しくしているのを横目に、
予想以上の疲れと翌日に向けての
回復にあてるために早々に食事をし
すこしお酒をのんで就寝しました。
(OMM公式フォトより)
*
そして、DAY2。
予想していた以上に夜も気温が下がらず、
暑い。。外できていたダウンは脱いで
シュラフに入っていたもののそれでも
暑くて寝れず、ベースのキャプ4も脱いで
シュラフからも腕と上半身を出して
ないと眠れないほど。
朝起きて知りましたが、内川さんは
早々にシュラフの中でファイントラックの
メッシュのスキンレイヤーだけに
なっていました。
起床してすぐ隣に乳首スッケスケの
マッチョ・ハードゲイがいる環境。
プライスレス。
自分はダウンシュラフでなく、
化繊のOMMの薄めシュラフでも暑かったので
内川さんのいつものバフバフの
ダウンシュラフは相当暑かったんだと思います。
そして次第に明るくなって
そそくさと簡単な食事をして
テントを片づけスタート地点へ。
DAY2も気候は変わらず、
温暖、というよりむし暑い。
参加者のなかにはDAY1の教訓で
ベースレイヤーをTシャツ1枚にしたり、
中には最初から半パンにしてるひともいました。
さすが伊豆半島というか
やっぱりというか。
しかし…!
短縮されたコースもやっぱり厳しく、
天気の良さ、暑さもあいまって
体力はどんどん削られていきます。
大きな地図読みのミスはないものの
時間が経つうちに前日の疲労感も
あわさり、ペースがあがっていかない。
これはCP5へ向かう途中、
コンパス直進でCPを狙っていく
内川さんの後ろ姿。
ほぼこのコン直はぴったりとハマり、
迷うことなくCP5の足元にたどり着く
内川さん、会心の一撃。
今回、以前よりも確実に成長を感じられた部分の
ひとつでした。とくにこういった
周囲の変わり映えのない似たような地形が
広がるエリアでは有効な方法だと
実感することができました。
(OMM公式フォトより)
途中では運良くカメラマンとも
何度か遭遇して、こんないい写真も撮って
もらえ、
(OMM公式フォトより)
カメラの存在に気づくと
スイッチが阿修羅面・怒りから菩薩の表情と
なり、50m近く離れた距離感も
そのおかげで数メートルまで縮める
ことができます。
青木は、カメラ目線の笑顔というより、
心の中で『そこにいてくれてありがとう』
の感謝の笑み。
(OMM公式フォトより)
そして、今大会の公式フォトで
『一生懸命な横顔の瞬間』コンテストの
優勝作品となったこの一枚。
(もし、あったら、、の願望)
これは急斜面を必死で駆けおりていく
一場面のように見えますが、実際は
どんどん話されていくバディーとの距離を
埋めなければはぐれるので
カメラとか気にしてる余裕がない
必死の一場面。
自分にとってはOMMのレース中のだいたいの
状況がこれなので、一番OMMらしい表情といえば
そうかもしれないですが。
(OMM公式フォトより)
DAY2の終盤にはこんな
ご褒美のような景色もありました。
そして、
もっとも地図上ではイージーに見えた
CP8へのレッグで、
一番大事な『整置』をおろそかにした
せいで進むべきトレイルを見誤り、
とりつく尾根を勘違いしてどんどん進み、
ロストして結果大きく時間のロス。
CP7をとった直後、
その場で『整置』して
『ルート決め』して
『バディーと共有』してから
動きだす、という基本中の基本が
唯一できてなかったポイントかも
しれません。最大のミス。
その後、CP7のほど近くまで
戻り返してどうにかリカバーしたが、
大きく時間と体力を失いました。
結果としてそれが致命傷となり、
DAY2の時間内完走の道をあきらめることに。
また、最後は
恒例(?)の終わりショット。
*
ということで、
写真で振り返ってきたOMM2024も
そろそろおわりです。
今回もまた、
目標とした2日間の完走はならず
来年にキャリーオーバーとなりましたが、
たくさんの教訓となによりバディーとの
仲間との楽しい思い出を
たくさんつくることができ、
無事に岡山にもどってきたので
結果、すばらしいOMMトリップになった
と思います。
内川さんともレース中にも
何度も話し、ここからの一年間で
やるべき課題、克服すべきポイントは
・登りきる体力
・フラット、くだりを走り切る体力
・基本のムーブの徹底
だねと共有し、胸に刻み込みました。
また、ここから一年後のOMM2025に向けての
チャレンジをはじめようと思います。
*
最後に、一緒にいってくれた
OMM塾の仲間、
会場で会えた岡山ローカルの同志たち、
なにより今回もともに
全力でチャレンジすることが出来た
バディーの内川さん、
ありがとうございました。
またみなさん、
一緒に、楽しんで、
この終わらないチャレンジを
続けていきましょう!
(青木)
予告。
次回の私のブログは、、、
今回参戦した、岡山OMMERのみなさんに
振り返りアンケートで聞いた内容を
共有させてもらおうと思います。
それぞれのOMMがどんなだったか♪
そちらもぜひお楽しみに★