#162 KSG100でとくに良かったモノ3選

青木です。

さて、KSG100(ケシゴ100)からもう2週間が

経ってしまいました。

おかげさまで今年も時間内に

無事完走することはできましたが、

終盤の2日目土曜の夜中に強烈な睡魔に襲われ、

その周回中、旭東中学校グランドの裏からの登り返しの

ロード区間にさしかかった際、どうやら寝ぼけて

歩いていたようで側溝に落ちてしまい、

足をついたときに左足首をひねって捻挫してしまいました。

痛みはそこまで大きくはなかったので気にせず

続けていましたが、時間が経つほどにじわじわと

大きくなっていき、やまもっさんにサポーターを

借りたり、山下パイセンに謎の鎮痛剤をもらって

投与したり、どうにかこうにか最後まで

やりきることができました。(感謝してます!)

しかし、終わってからは俄然痛みがリアルに

感じられるようになり、一夜明けた月曜の朝

くるぶしの上あたりが腫れてきて、

それに全身の筋肉痛も相まって

家の2階から降りるのに相当時間がかかるような

状態になってしまいました。

終わって以降の状態としては、去年やおととしのほうが

足の怪我もなく、元気だったように記憶してるので

そのへんは怪我を起こした原因も含めて、

まだまだ弱いとこだなあと思ってつぎに

活かせるようにしたいです。

と、今年の完走記を振り返りながら書いてくかとも

思いましたが、なんとなくそれはいいかと

いうことで、今回はこの”KSG100″中に

使ったギアやウェアを振り返って、とくにその中で

『よかった3つ』を紹介したいと思います。

あくまで私個人の感覚、感想によるものなので

商品の良し悪しを評するものではないよと

前置きしておきます。

 

まずは今回、2〜3週間くらい前にふと購入した

【salomon/ウルトラフロー】

というトレランシューズ。

 

これが”思いのほか”良かったです。

当初、気に入ってずっと履いている

同じサロモンの【サンダークロス】というモデルを

KSG100でもメインでと考えていたのですが、

2週間前に数時間のナイト練をしたとき、

アウトソールのラグがちびりすぎていて、

とくにトレイルのくだりで踏ん張りが

きかない感覚があり、くだりでズルッと

すべって尻もちをついたりとグリップがきかなく

なっているのに気づいたんです。

そこで、あらためてグリップのきいたシューズを、、

と探していたときに運良くセールをしていて

お得に買えたのがこの【ウルトラフロー】でした。

という経緯があり、事前に満足のいく慣らしもできた

わけではないので大丈夫かな?と半分思いながら

トップバッターで投入したのでした。

毎年、最終的には2日目後半や

100キロを超えてくると少なからず

足裏がふやけてきたり、どこかの小さな違和感が

大きくなってシューズを変えて気分転換したり

していたのですが、今回は最後の20周ゴールまで

この【ウルトラフロー】で走り切りました。

長時間走っても違和感、ストレスがない、

トレイルでもロードでもどちらもクセがない

バランスのとれたシューズだと思います。

まあ、自分の足にたまたま合ったんだろうと

いえばそこまでなのですが、自分が思うこの

シューズの良さは3つあると感じてます。

❶軽い

〜長距離向けのシューズのため、ミッドソールも

厚めながら片足250gほどで足捌きがラク。

❷屈曲性

〜前足部と中足部の境でしっかりくの字に曲がる

くらい柔らかく、足の動きに追従してくれる。

❸通気性

〜アッパーの素材の3Dメッシュの目が粗く、

スースー感じるくらい通気性が良い。つまり

長時間走っても蒸れにくい。

 

自分にとってはこの3点がシューズ選びの際に

重要なんだなと振り返ってみて気づきました。

2つめの”よかったモノ”。

これも【ウルトラフロー】と同様、気付けば

最初から最後まで着続けたランパン、

【patagonia/エンドレスランショーツ】です。

初日からガッツリ45時間以上、

履いていたわけですが、これもまず

“着用時のストレスがない”こと。

これが一番感じた部分。プラス、終わって

気づいたのですが、ハーフタイツ状で

膝上から太ももにかけて絶妙な着圧感があり、

走行時の筋肉の揺れを軽減してくれる感覚が

ありました。最近ロードランやマラソンでも

ハーフタイツ派が増えてきてると感じますが

確かにランパンにはないこの点がメリット

なのかもしれませんね。

またこの【エンドレスランショーツ】は、

左右の太もも外側部分と背面のウエスト部分に

ポケットがあり、ここにグローブやら携帯やら

入れることが出来る点も特徴です。

ハーフタイツ状で通常のランパンに比べ

腰やお尻周りのフィット感も高いので、

シェイクハンズボトルのような縦型に

ウエスト部分に差し込むタイプのボトルも

より安定する感じもよかったです。

では最後、3つめの”よかったモノ”。

そう、ミニオンズのアイマスク。

ではありません、

上半身に着ているウエア

【アークテリクス/コーマックフーディー】です。

このフーディーは、2年前くらいから

ちょっと肌寒い時期や時間帯のトレランや

山行によく着用しているお気に入りのウェアで、

これまた着ているときの”ストレスのなさ”

と、サラサラしていて着心地がよく、

とにかく”不快感がまったくない”んです。

夜間走から朝方にかけてなど気温差が大きくなる

ときに一番使いやすいレイヤーで、このフード部分が

なにげにとても助かります。この時期の夜中から

朝方にかけては日によっては、気温が5〜6度まで

下がったりするため、頭部や耳を覆うビーニーを

被ってることが多いのですが、このフードを被る

ことで首元も覆うことができ、保温力があがります。

走ってるので体の中心は寒くないけど、耳や顔や

指先が冷え続けるとパフォーマンスが下がることも

あるのでこのフードは非常に使えます。

逆に日中天気がよくて太陽が照りつけるみたいな

シチュエーションにはフードを被ることで

今度はラッシュガードのような役割も果たせる、

全天候型の万能長袖ベースレイヤーです。

アークのウェアはアウトドアメーカーのなかでも

さらに1段階値が張るんですが、

耐久性も高く、長く着られるものが多いので

大事に着ればコスパは逆に高いと思います。

と、以上が今回のKSG100で

“よかったモノ3選”の発表でした。

・・・あ、

もう一個だけ、ギアやウェアではないんですが

絶対に欠かせないモノがありました。

それは

【中島さんのフルーツポンチ】!!

(半裸のひとのほうが気になるかもですが..)

もはやKSG100の”恒例補給食”となった

このフルーツポンチ。中島さんのお手製オリジナル。

寒天もフルーツも液体部分もすべてがちょうどいい、

甘すぎず、ちょうどいい酸味もあり、かつ

火照った体のクールダウンにもなる冷たさ。

なによりシンプルにおいしい。

どんな状況でも、どんなにしんどくても

これだけは食えるんです。

いくらでも。

ロングトレイル完走のポイントとして

『補給しつづけること』があると思いますが、

これさえあれば、補給しつづけることが出来ます。

じつは今回も中島さんに事前にお願いして

大量にこのフルポンを作ってもらって

初日がはじまる前に持ってきていただきました。

このフルポンのおかげで

今年も完走できました。

中島さん、

今年も最高のフルポンありがとうございました!!!

ということで3選ではなく、

フルポン込みの4選になっちゃいましたが、

振り返るとギアやウェアにも助けられ、

なにより仲間に助けられて今年も

やりきることが出来たんだなあと実感しています。

 

いまだ左足首の捻挫は完治しておらず、

ケガなく無事、とはいえないかもしれませんが

心の底からチャレンジしてよかったと

思っています。

KSG100だけにとどまらず、今後も

まだまだチャレンジを続けていきたいです。

(青木)