青木です。
さて、KSG100(ケシゴ100)からもう2週間が
経ってしまいました。
おかげさまで今年も時間内に
無事完走することはできましたが、
終盤の2日目土曜の夜中に強烈な睡魔に襲われ、
その周回中、旭東中学校グランドの裏からの登り返しの
ロード区間にさしかかった際、どうやら寝ぼけて
歩いていたようで側溝に落ちてしまい、
足をついたときに左足首をひねって捻挫してしまいました。
痛みはそこまで大きくはなかったので気にせず
続けていましたが、時間が経つほどにじわじわと
大きくなっていき、やまもっさんにサポーターを
借りたり、山下パイセンに謎の鎮痛剤をもらって
投与したり、どうにかこうにか最後まで
やりきることができました。(感謝してます!)
しかし、終わってからは俄然痛みがリアルに
感じられるようになり、一夜明けた月曜の朝
くるぶしの上あたりが腫れてきて、
それに全身の筋肉痛も相まって
家の2階から降りるのに相当時間がかかるような
状態になってしまいました。
終わって以降の状態としては、去年やおととしのほうが
足の怪我もなく、元気だったように記憶してるので
そのへんは怪我を起こした原因も含めて、
まだまだ弱いとこだなあと思ってつぎに
活かせるようにしたいです。
*
と、今年の完走記を振り返りながら書いてくかとも
思いましたが、なんとなくそれはいいかと
いうことで、今回はこの”KSG100″中に
使ったギアやウェアを振り返って、とくにその中で
『よかった3つ』を紹介したいと思います。
あくまで私個人の感覚、感想によるものなので
商品の良し悪しを評するものではないよと
前置きしておきます。
まずは今回、2〜3週間くらい前にふと購入した
【salomon/ウルトラフロー】
というトレランシューズ。
これが”思いのほか”良かったです。
当初、気に入ってずっと履いている
同じサロモンの【サンダークロス】というモデルを
KSG100でもメインでと考えていたのですが、
2週間前に数時間のナイト練をしたとき、
アウトソールのラグがちびりすぎていて、
とくにトレイルのくだりで踏ん張りが
きかない感覚があり、くだりでズルッと
すべって尻もちをついたりとグリップがきかなく
なっているのに気づいたんです。
そこで、あらためてグリップのきいたシューズを、、
と探していたときに運良くセールをしていて
お得に買えたのがこの【ウルトラフロー】でした。
という経緯があり、事前に満足のいく慣らしもできた
わけではないので大丈夫かな?と半分思いながら
トップバッターで投入したのでした。
毎年、最終的には2日目後半や
100キロを超えてくると少なからず
足裏がふやけてきたり、どこかの小さな違和感が
大きくなってシューズを変えて気分転換したり
していたのですが、今回は最後の20周ゴールまで
この【ウルトラフロー】で走り切りました。
長時間走っても違和感、ストレスがない、
トレイルでもロードでもどちらもクセがない
バランスのとれたシューズだと思います。
まあ、自分の足にたまたま合ったんだろうと
いえばそこまでなのですが、自分が思うこの
シューズの良さは3つあると感じてます。
❶軽い
〜長距離向けのシューズのため、ミッドソールも
厚めながら片足250gほどで足捌きがラク。
❷屈曲性
〜前足部と中足部の境でしっかりくの字に曲がる
くらい柔らかく、足の動きに追従してくれる。
❸通気性
〜アッパーの素材の3Dメッシュの目が粗く、
スースー感じるくらい通気性が良い。つまり
長時間走っても蒸れにくい。
自分にとってはこの3点がシューズ選びの際に
重要なんだなと振り返ってみて気づきました。
*
2つめの”よかったモノ”。
これも【ウルトラフロー】と同様、気付けば
最初から最後まで着続けたランパン、
【patagonia/エンドレスランショーツ】です。
初日からガッツリ45時間以上、
履いていたわけですが、これもまず
“着用時のストレスがない”こと。
これが一番感じた部分。プラス、終わって
気づいたのですが、ハーフタイツ状で
膝上から太ももにかけて絶妙な着圧感があり、
走行時の筋肉の揺れを軽減してくれる感覚が
ありました。最近ロードランやマラソンでも
ハーフタイツ派が増えてきてると感じますが
確かにランパンにはないこの点がメリット
なのかもしれませんね。
またこの【エンドレスランショーツ】は、
左右の太もも外側部分と背面のウエスト部分に
ポケットがあり、ここにグローブやら携帯やら
入れることが出来る点も特徴です。
ハーフタイツ状で通常のランパンに比べ
腰やお尻周りのフィット感も高いので、
シェイクハンズボトルのような縦型に
ウエスト部分に差し込むタイプのボトルも
より安定する感じもよかったです。
*
では最後、3つめの”よかったモノ”。
そう、ミニオンズのアイマスク。
・
・
ではありません、
上半身に着ているウエア
【アークテリクス/コーマックフーディー】です。
このフーディーは、2年前くらいから
ちょっと肌寒い時期や時間帯のトレランや
山行によく着用しているお気に入りのウェアで、
これまた着ているときの”ストレスのなさ”
と、サラサラしていて着心地がよく、
とにかく”不快感がまったくない”んです。
夜間走から朝方にかけてなど気温差が大きくなる
ときに一番使いやすいレイヤーで、このフード部分が
なにげにとても助かります。この時期の夜中から
朝方にかけては日によっては、気温が5〜6度まで
下がったりするため、頭部や耳を覆うビーニーを
被ってることが多いのですが、このフードを被る
ことで首元も覆うことができ、保温力があがります。
走ってるので体の中心は寒くないけど、耳や顔や
指先が冷え続けるとパフォーマンスが下がることも
あるのでこのフードは非常に使えます。
逆に日中天気がよくて太陽が照りつけるみたいな
シチュエーションにはフードを被ることで
今度はラッシュガードのような役割も果たせる、
全天候型の万能長袖ベースレイヤーです。
アークのウェアはアウトドアメーカーのなかでも
さらに1段階値が張るんですが、
耐久性も高く、長く着られるものが多いので
大事に着ればコスパは逆に高いと思います。
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と、以上が今回のKSG100で
“よかったモノ3選”の発表でした。
・・・あ、
もう一個だけ、ギアやウェアではないんですが
絶対に欠かせないモノがありました。
それは
【中島さんのフルーツポンチ】!!
(半裸のひとのほうが気になるかもですが..)
もはやKSG100の”恒例補給食”となった
このフルーツポンチ。中島さんのお手製オリジナル。
寒天もフルーツも液体部分もすべてがちょうどいい、
甘すぎず、ちょうどいい酸味もあり、かつ
火照った体のクールダウンにもなる冷たさ。
なによりシンプルにおいしい。
どんな状況でも、どんなにしんどくても
これだけは食えるんです。
いくらでも。
ロングトレイル完走のポイントとして
『補給しつづけること』があると思いますが、
これさえあれば、補給しつづけることが出来ます。
じつは今回も中島さんに事前にお願いして
大量にこのフルポンを作ってもらって
初日がはじまる前に持ってきていただきました。
このフルポンのおかげで
今年も完走できました。
中島さん、
今年も最高のフルポンありがとうございました!!!
*
ということで3選ではなく、
フルポン込みの4選になっちゃいましたが、
振り返るとギアやウェアにも助けられ、
なにより仲間に助けられて今年も
やりきることが出来たんだなあと実感しています。
いまだ左足首の捻挫は完治しておらず、
ケガなく無事、とはいえないかもしれませんが
心の底からチャレンジしてよかったと
思っています。
KSG100だけにとどまらず、今後も
まだまだチャレンジを続けていきたいです。
(青木)