青木です。
先週の金土日と3日間をつかい、
四国の愛媛県の南部、新居浜市の
赤石山系から西条市にそびえる
西日本最高峰の石鎚山(1982m)までを
縦走する”石鎚ロングトレイル”を
縦走してきました。
*
金曜の朝早く家をでて岡山駅へ、
岡山駅からは特急しおかぜに乗って新居浜まで。
新居浜駅からは、一日に数本ほどの
赤石山方面へ向かう公共バスに乗って
筏津(いかだづ)登山口へ向かいました。
公共バスといっても
こんな感じで乗客は自分だけ。。
お盆休みの真っ最中なのと、こんなに暑い時に
筏津から登ってくひとはあんまりいないですね♪
と運転手さんも言ってました。
たしかにいまのこの時期、山好きのみなさんは
もっぱらアルプスですよねw
SNSをみても『今年もアルプスいってきた〜〜』みたいな
投稿を毎日みます、うらやましいなあと思いながらも
まえから気になっていた四国の石鎚ロングトレイルを
やりに行きたいと動いたわけです。
そして、今回は”ソロ”というのもやりたかった要素で
しれっと家族だけに伝えていってきました。
・・・結果、
石鎚ロングトレイル、
めっちゃよかった。
負け惜しみではなく、
アルプスへ行くよりいまの自分は
こっちのほうがやりたかった山行でした。
日々の喧騒から離れて
(そんな都会じゃないけども)
スケールの大きい自然と一体化できる。
時期もそうなのかもですが、
縦走している間、所定のテン場以外は
人にほとんど会わないのも
その自然を全部ひとりじめしているような
感覚になれて、最高でした。
筏津の登山口から登り、
写真のような沢筋を横切って
みずみずしいトレイルを歩く。
そして、2時間弱登っていくと
突如あらわれる赤石山系の岩綾ゾーン。
この日はちょっとガスが多くて
残念ながら遠くの稜線まで見渡せなかったですが、
荒々しい岩綾地帯の1700m級の山々を
つないで歩くのはこのロングトレイルの
前半のハイライトです。
さて今回で、この赤石山系に来たのは
4回目なんですが
やっぱりここはほんとに素晴らしい。
そして実際の高さ以上の高度感とスケール感。
まじでイチ推しのエリアです。
*
赤石山系の縦走をおえて、
銅山越(どうざんごえ)という初日のテン場へ
向かいました。もちろんテン場も貸し切り状態。
5時前に到着して、
ゆっくりテントを張って
近くの水場で顔をあらって手拭いを洗って
水をくんで夕食の準備。
朝早くからの電車移動などで疲れてたのか
思ったよりもたくさん食べれず、
早めに就寝。すぐに寝落ちでした。
*
2日目。
5時すぎに起きてささっとテントを片付け、
パッキングして出発。この3日間でもっとも
行程がハードな2日目というのもあり、
水場では3Lくらいの水分を入れて歩きはじめました。
銅山越からつぎに向かうは
笹ヶ峰(ささがみね)。
近づくにつれて、写真のようなロケーションに
なり、前後左右は笹だらけ。
写真でみるときれいで歩きやすそうな
感じがしますが、実際はそう簡単ではなく
・場所によっては道が不明瞭になり
わかりづらく、ルート維持に気を遣う
・朝方に歩くとすべての笹が
夜露をたくわえてシューズがグショグショ
・笹のおかげで地面がよく見えないので
たまに岩があったり、段差があったりして
何度もこける
という状態になるんですよね。
遠くをみるとすばらしい景色なんですが、
ここの部分は結構疲れるゾーンでした。
どうにかお昼前に
目的の笹ヶ峰山頂(1859m)に到着。
運良く先客のおじいさんがおられたので
1枚だけお願いして撮ってもらいました。
今回唯一の自撮り以外写真。
一息ついて振り返ると、
そこには昨日からの縦走路、
今日ここまで歩いてきた道が一望。
笹ヶ峰をあとにして、
つぎは寒風山(かんぷうざん)、
写真の伊予富士(いよふじ)を通過し
2日目最後の目的地となる
瓶ケ森(かめがもり)へ向かいました。
その間の写真はじつはありません、、
じつは初日からiPhoneのYAMAPで
ログをつけてたのですが、
バッテリーが残り少なくなって
一気に一桁くらいになってることに
気づきました。写真や動画も撮ってたので
それも消耗を早まらせたのだろうと。。
節約せねばとログも途中でオフに。
そしてこの伊予富士から、
東黒森、西黒森、とつないで
瓶ケ森までが予想以上に長くてきつかった、、、
当初の予定では2日目の行動距離を考えて
最終の瓶ケ森のテン場までは12時間と
踏んでましたが、すでに瓶ケ森の登山口まで
きたときには、夜7時すぎ。
まわりも薄暗くなり、13時間以上が経過し
疲労もたまってもう休みたい気持ちにまけそうな
感じもありましたが、もうこの目の前の山を
登りきれば休めるぞと言い聞かせて足を進めました。
推定で登山口からは40〜50分で登れる
距離でしたが、どんどん暗くなって足元も不安な中、
最終、70分以上かかって山頂へ着きました。
いや〜〜しんどかった。
そして、
どうにか登りきったあとに最高のご褒美が
待っていました。
瓶ケ森の山頂から西に向いて撮った1枚。
左側にみえている山影は、
主峰・石鎚山です。
弥山や天狗岳もはっきりわかるおなじみの形。
さすがかっこいい。
あまりにきれいな風景に、
時間も忘れて見入っていました。
そしてこの1枚を撮ったあとにiPhoneの
バッテリーもみごとに終了、、、
ということでこのあと2日目夜から
3日目はまるまる写真はなし&ログもゼロ。
テン場から伊吹山、土小屋までは
地図とコンパスでルート確認して
その後は土小屋から石鎚山へ。
さすがに土小屋からは登山客がたくさん、
登山道も迷いようがなく、
最後の石鎚山〜天狗岳登頂して下山しました。
*
ログをすべてとったわけではないので
自分の記録ではありませんが、
全行程約60kmにおよぶ石鎚ロングトレイルを
無事やりきることが出来ました。
ブログ的には最後の3日目の記録がなくて
しりすぼみになっちゃいましたが、
実際は3日間通して大満足、お腹いっぱいの
“真夏の大冒険”ができたと思います。
*
本当は、よくあるギア記録やよかった道具3選とかも
残しておこうと目論んでましたが、モノがどうよりも
想い出のほうが大事だよねってことで
またの機会にしようと思います。
最近はウルトラライトや軽装備での
ファストハイクが人気な部分もありますが
それはあくまで枝葉の部分で、
自分が行きたい、興味がある山域へいき
自分の体と頭をつかって味わい尽くす。
その素直な気持ちや衝動に従うことが
一番大事なことだなあと感じた3日間でした。
あ、それと、
これまでOMMやら地図読みの勉強やらで
身につけてきたナビゲーションスキルは、
地図とコンパスで行きたいルートを決めて
何度も止まっては整置とルート維持を
繰り返し、その先に行きたい場所へ
辿り着けた時、格別の達成感がありました。
地図読み、オリエンテーリングを
やっててほんとうによかったと
あらためて思えた瞬間でもありました。
まだまだ行ってみたい山域や
ロングトレイルが日本にもたくさんあります。
これからもまだ見ぬトレイルへ、
楽しみながらチャレンジしていきます。
(青木)


















