#43 OMM2022参戦記〜OMMは終わらない…

 

青木です。

今回は、先月11月11日から13日まで岐阜県の奥美濃エリアで

開催された『OMM JAPAN2022 奥美濃』についての参戦記を

書いてみようと思います。

今年のOMMについては、バディーの内川さんと

いろいろな準備をして臨みました。去年のOMMで

1日目の途中、のこり4つくらいのCP(コントロールポイント)

を残して制限時間ぎれとなり、真っ暗になった

山中をさまよい倒し、ボロボロのヨレヨレに

なりながらテン場にたどりついたのは夜の8時半ごろ。。

テン場についても動く体力も気力ももはやなく、

岡山から参加してずっと早くゴールしていた

仲間たちにシューズを脱がせてもらったり、テントを立てて

もらったりするという大ポンコツぶりを発揮しました。

その苦すぎる失敗を糧に

今年は絶対に『ストレートAを完走する』という目標を

立て、そのために自分たちがやるべき準備はなにか?を

考えながらそれを実行し、去年より確実に

レベルアップした状態で本戦を迎えようと

内川さんと決めてやってきました。

去年の経験でわかったことは、

①9時間(まる一日)動き続ける体力が必要

ということと

②基本の走力の違いの調整が必要

の2点が大きかったように覚えています。

そこで①を克服するためにやったのが

9月に行われた“最上稲荷9時間耐久(9耐)”に

OMM想定装備を背負って参加すること、これは

以前の内川さんのブログでも記事にされていたやつです。

また、それ以外にも

実際の装備を背負って山で動き続けるトレーニングでした。

その9耐では、途中から大きくペースダウンしてしまい、

やはり山の中でのトレーニングがもっと必要だと

いう感想となり、そのあと蒜山高原にいって、

OMM装備を背負って三座を縦走したりしました。

 

そしてもう1点、②のギャップを埋めるために

やったこと、それは、そもそもの持つ荷物の量を

変えて、内川>青木 として内川さんの負荷のほうを

大きくして走力を均(なら)そうと考えました。

OMMでは2人で共通してつかう装備(荷物)があります。

・テント

・クッカー、およびテン場での食糧

がそうです。だいたいこの2つは合わせて2kg〜2.5kg、

この2つを内川さんに最初から持ってもらうこと、

体力・走力のある内川さんがぼくよりもほぼ

3kgくらい重いザックを背負ってのレースにするわけです。

さて

果たして、

その準備と作戦の効果はどうだったのか?

去年の失敗をリベンジできたのか??

 

2日間、2人の持つ知力と体力を結集させて

挑んだ結果は….

 

DAY1:完走

DAY2:DNF(CP3制限時間オーバー)

 

結局、

目指した『ストレートA完走』の目標は

達成することは出来ませんでした。

が、去年の自分たちより“DAY1完走”分だけ

成長することも出来たのかと思います。

その点ではやってきたことはすこし成果を感じられた

部分もあり、でもチームとして目指すレベルには

届いていなかった、足らなかったということです。

どのCPがどういう感じで、

どのCPでどういう失敗をしたのか、、、

振り返りは2人でもう何度も話し合いました。

でも、最終的に2人で話してたどりついた

結論は、どこでどういうルートを通ったからとか

そういった細かい部分の精度の問題ではなく、

 

“このまま、また同じように1年間過ごしても

 次のOMMで完走できるかどうかはわからない“

 

これまで2人で1年間してきた行動と

なにか大きく変えないと完走という目標に近づかない

んじゃないかという考え、つまり

 

“ じゃあ変えよう ”

 

でした。そしてぼくら2人が導き出した結論は2つ、

 

❶ナビゲーションレベルを確実に上げる

 

❷2日間フルで動ける体力をつける

 

ということ。この2つを確実にあげていくために

出来ることはなにか??

 

❷については、今年の準備でもやったように

そのための想定したトレーニングを計画的に

実施して、体力をつけるしかありません。が、

❶に対しては、このまま2人で一緒にやっていく

=OMMに出ながらレベルをあげていくよりも、

OMM自体に別々のバディーと参加してかつ

自分よりナビゲーションレベルの数段高い

相手と出ることが一番の成果につながるのでは

ないかと。

そう、内川さんとのバディーを来年はいったん

解消してそれぞれ別のバディーと組んでOMMへでる

という選択肢を考えています。

まだ、これから具体的に2人でどういう行動を

していくのか、考えはじめたところではあるのですが、

目指す部分は変わってはいません。

『ストレートA完走』です。

 

しかも、つぎに2人で挑んだときにそれを

絶対に達成すること、です。

 

でも、最短でそれをやりたいんです。

 

つまり、2年後のOMMで2人で参戦しての

『ストレートA完走』

 

そのために出来ることを考えて、

自分たちが持っている資源や環境を

最大限に使って、そこに近づいていくために

これからもやっていこうと思います。

仲間を増やしてもっと楽しい環境にするために

やってきたOMM塾も、そこから生まれた

オリエンテーリングのイベントや講習会も、

もっともっと良いものになるように続けていきます。

それと同時にぼくら自体が

このOMMを通して、

楽しみながら行動して、失敗もして

成長していくこと、を続けていこうと思います。

 

みなさん

これからもあらためてよろしくお願いします。

そして

内川さん

これからもあらためてよろしくお願いします。

 

ああ、

これだからOMMはやめられない…

(青木)