#86 コンパス直進とコンタリングを習得せよ

青木です。

先週の日曜日に、操山周辺山域にてOMM塾の第3講を行ってきました。

今年も8月、9月、10月と3回の日程でやらせてもらったんですが、

いよいよ今回で最終講となりました。

9月のOMM塾第2講は、前回の自分のブログでも記事にしたんですが

『OMM本戦を想定した歩荷練』として宿泊装備やウェアなどすべて背負った状態で

9時間山で動き続けるというトレーニングをしました。

8月の第1講と10月の第3講は、市内の操山にて地図読み・ナビゲーションスキルの精度をあげるべく、

ラインオリエンテーリングの実践とその後すぐ振り返り、

とくに、先週末行った第3講では地図読み・ナビゲーションのスキルの中でも

基本となる“コンパス直進※”と“コンタリング※”をつかったルート維持をイメージして

3つの短いレッグをつくりました。

 

※コンパス直進:

目標物にたどりつくまでコンパスに書かれた矢印だけを目安にしてその方向に進んでいくこと。やり方は、自分の行きたい方向とコンパスにかかれた矢印を合わせて、その後地図の南北とコンパスの磁針を合わせて、矢印の方向をつねにキープして進んでいく。「コン直」と呼ぶとクロウトっぽさが出るとか出ないとか。

 

※コンタリング:

コンター(contour)とは“等高線”を表す単語で、ずっと同じ高さのところをキープして進んでいくこと。やり方としては、同じ高さくらいの2つの地点(自分がいる地点と同じ目線くらいの高さにある離れた地点の物(木や斜面の一地点)を結んで移動する、それを繰り返すという感じ。「コンタる」と動詞化して呼ぶとさらにクロウトっぽさとバカさが出る。

 

2人チームでそれぞれ数分ごとに時間をおいてそのレッグをとりにいってもらい、その後みんなでもう一度スタート地点から

マップ作成&コースディレクターの西江コーチに細かく解説してもらいながら、

このレッグではどこのルートをとるべきか?

地図のどの部分が実際の景色と重なっていて

どこを注意してみるべきか?

などなどゆっくり歩きつつ質問にこたえながら、

スタートからCPをとってゴールまで

たどっていくという講習をしました。

今回は、参加されたメンバー自体もすくなかったので

このやり方でじっくり“コンパス直進”と“コンタリング”の

実践と復習をして頭と体にやり方と動きを

たたきこんでもらうことができたんじゃないかと思います。

さて、そんなこんなで3回に渡る今年のOMM塾も

とりあえずはそのカリキュラムを終えることができました。

まずは参加してくださった塾生のみなさんと

いつも一緒にやってくれる内川塾長、西江コーチ、撮影班ナミさん、

スペシャル相談役&講師の石井さん、

スタッフの仲間に感謝したいと思います。

ありがとうございました!!

自分のなかの反省としては、、1年目、2年目とちょうどコロナ禍真っ最中にこのOMM塾が立ち上がったこともあり、世のマラソン大会やラン系のイベントが軒並み中止となったりしてそのおかげというかタイミングが重なって、毎回15〜20名くらいの参加がありました。が、3年目の今年は逆にコロナが開けてマラソン大会やイベントが復活し、これまで参加してくれたみなさんがこの時期予定ありな方も多く、どの回も10名いかないほどになってしまいました。

決して多い少ないだけの基準ではないんですが、もっと事前から準備して「今回はこんなことを講習のなかに入れてやります」といった前情報を出しておいたり、どんなことが学びたいのか?どんなスキルを身につけたいか?などを訊いてそれを講習内容に反映させたりしていれば、より興味持ってくれて参加してくれたりしたかなあと振り返って反省しています。

 

そして、なによりまだOMM塾は本戦のOMMに挑戦して目標を達成して帰ってくるまで終わりではありません。自分と内川さんにとっても一昨年、去年のリベンジの舞台、ストレートAの完走への挑戦がいよいよ来月やってきます。残り1ヶ月と少し、最後までやれることをやって、当日スタート地点に同じ挑戦するOMM塾メンバーと立ちたいと思います。

今年のOMM本戦で、まずは我々チームがその悲願を達成することで、このOMM塾もまた次のコントロールポスト(目標)が見えてくるのかなあと。成長した実感を今年こそは味わいたいと思っています。

あとはここのところ出張続きで(を言い訳に)せっかく9月の歩荷練でイイ感じに絞れてたのに、体が少々怠け気味になってきてるので、直前まで自前ギアの軽量化(体重を落とす)をがんばりたいと思います。2キロは落としたい。。

(青木)