今回は
先日、早朝走っていた時に遭遇した
実際にあったある事件について
思ってることを話したいと思います。
#大人の自分を見つめ直す話だよ
#おっさんの話どす
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早朝から走る習慣を手に入れた
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私自身
早朝に走るという日課があり
2日に1回は朝5時半に家を飛び出し
外の空気を吸ってます。
この習慣を20歳過ぎから始め
25年以上ずっと続けています。
#毎朝寒いから走りたくないと思うよ
#でももうやめ方が分からないの
#ただ走り出したら気分が良くなるよ
真っ暗闇の中、安全に配慮し
反射するリフレクターと
ヘッドライトを付けて
オーディブルを聴きながら
1日の始まりを充実させています。
#早朝走ると一日中満足できるよ
#真似していいよ
家を飛び出し
マスカット球場までの折り返し
14キロを走るコースが通常運転です。
#ただのジョギングだよ
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どうした、どうした?
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そんな1月終わりのある日
マスカット球場を折り返し
家に向かって走って帰っていると
中庄の交番あたりで人だかりが・・
「何か事故でもあったのかな?」
と一旦通り過ぎて振り返ってみると
白髪のおじさんが
自転車に乗ったK高校陸上部の生徒5人に
「ルールが分かっとんか?
ルールを守りなさい。」
と一方的に怒っている状況でした。
#只事ではない予感
そこで
おじさんの一方的な説教を聞いていると
ちょっと高校生が可哀想だと思い
放っておいては行けない。気持ちに・・。
#どうしても放ってはおけないのよ
#性格だから仕方がないのよ
#弱い者いじめにしか見えないから
躊躇しながら
おじさんと高校生の間に入って
話しかけてみる
私
「何があったんですか?」
おじさん
「自転車は左車線を走らんといけんと
そのルールを教えてるところだ。」
私
「ホンマにそのルール正しいんですか?
両側に歩道があるのに
自転車が歩道通っちゃいけんって
そんなの、みんな右も左も関係なく
歩道を自転車で通ってますよね。」
おじさん
「みんながやっとったら
この子達も間違ったことを
してもええ言うんか?」
私
「まず確認しないと行けないのは
そのルールがホンマに正しいのか?
それを確認してからじゃないですか?」
おじさん
「俺はもう調べとるんじゃ。
歩道では、歩行者がいる時は
徐行しないといけない。」
私
「あれ、言うことが変わってますよ。
さっきは自転車は左側通行せんといけん。
言うてましたけど。」
おじさん
「・・・」
この頃には
K高校の生徒の自転車が
20台ぐらい連なっていました。
#みんな朝練に行くんだよね
この子達の練習時間を奪わせたくないと
このおじさんを私が引き取る事を心に決め
#ここは俺に任せてお前達は行け
私
「もうみんなは学校行っていいから
気を付けて行きや。」
高校生
「ありがとうございます。」
自転車の高校生全員を学校に行かせ
おじさんと1対1の話になりました。
#早朝6時過ぎに何してんねん
#まだまだ真っ暗やぞ
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第2ラウンド
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高校生が居なくなり
おじさんと二人での話になり
この事件のきっかけの話しを聞くと
おじさん
「歩道は歩行者優先で徐行しないといけない
それなのに、その高校生は歩道から車道に
出て通ろうとしたから、ちょっと待てと
呼び止めたら、口ごたえしたんじゃ」
私
「それって、高校生が
歩道を通るあなたを見かけて
邪魔したらいけないから
あなたを避けるために
車道に出て通ろうとしただけ
じゃないですか?
つまり高校生が気を遣って
歩行者のあなたの邪魔にならないよう
車道に出てあげたんだと思いますよ」
おじさん
「高校生が車道に出て
もし事故があったらどうするんなら」
私
「それなら歩道を通りやすいように
歩道の端を空けてあげて
その高校生が通りやすいように
歩いてあげたらいいじゃないですか?」
おじさん
「いや自転車は歩行者が居たら
徐行しないといけないんだ」
実はこのおじさん
歩道を奥様と二人で広がって歩いていて
高校生の邪魔をわざとしていたようで。
#完全な言いがかりやん
#奥様は少し離れた所でずっと待ってた
そんなことをしていながら
ルールという武器を手に
高校生に分からせてやるという
自分なりの”正義”を振り翳していた。
そんな事実が分かって来ました。
#実はこの事件が起こる前から
#学校に2回もクレームを入れていた
この話がわかって来て
ちょっと頭に来ちゃったけど
私
「歩道はみんなの物だから
みんなで譲り合って使いましょうよ」
おじさん
「いやルールを分かってないんだから
そのルールを教えてやらないといけん」
なんとか着地させようとしたけど
全然聞く耳持ってくれないし
一方的に高校生が悪いと言うから
ホンマに頭に来ちゃって
#もう言わせてもらいますよ
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最終ラウンド
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おじさんは何を言っても
聞く耳を持ってくれないので
私
「ルールを守らんといけんと言いますけど
じゃあ、そのルールは何であるんですか?」
おじさん
「ルールは守らんといけんじゃろ」
私
「いやそうじゃなくて
ルールは何を目的としてあるんですか?」
おじさん
「ルールは法律が決められて守らんといけん」
私
「じゃあ、何で法律はあるんですか?」
おじさん
「・・・。(おじさんは困惑し)
あんたは何を屁理屈ばぁよんなぁ。
もう、話にならん。
ここでそんな話ししても
しょうがないじゃろ」
私
「いや、そこが大事なポイントですよ」
おじさん
「もう、あんたと話してもしょうがない
もう行かにゃいけんから帰る」
と足早に歩いて行き
一緒に居た奥様が私に深々と頭を下げられ
その場を後にすることとなった。
#逃げられちゃったよ
#逃してあげたとも言う
私が
このおじさんに言いたかったのは
法律もルールも
「みんなが幸せに暮らすため」
にあるんだと思う、と言うことでした。
そのためにはお互いが譲り合うことも
大切なことだと思うよ。
ということが言いたかったのに。
#みんなの生活を守るためにルールがある
だから
ルールという言葉に頭でっかちにならず
お互いに譲り合ったらいいじゃん。
という話をしたかったのに・・
法務省のホームページには
法律は
「私達が幸せに暮らせる社会を支える」
そのためにあると書かれてます。
#法務省キッズルームにあるよ
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この事件から学ぶこと
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私自身
倉敷市役所に勤めていたので
法律や条例やルールにがんじがらめに
縛られ続けていました。
市民のクレームの中には
法律や条例などというルールの
重箱の隅を突いて来られて
「あそこの家はルールを守ってない。
すぐに指導に行き、直ちに改善させろ」
と言われるた経験を
嫌というほどやってきました。
#市役所の人は今でもこんな人を
#ずっと対応させられているよ
そのクレームの多くは
連絡してきた方自身には全く被害がなく
”ただルールから外れているから”
と言うことだけで、連絡して来て
自分のやってることは”正義”だと信じ
いい事をやってると自己満足している
そんな人が増えているのが現実です。
#重箱の隅を突くようなことでも
#行政は無視出来ないのが現実だよ
ごくごく一部の市民は
そのルールという武器を振り翳して
「あそこの家はどうなっとるんなぁ
ちゃんと指導しに行け。」
と、その人なりの正義感で言われた事を
市役所の職員は、ちゃんと対応します。
#言われたら必ず言いに行くよ
#そんな仕事が多くなっている
このおじさんのように
自分なりに解釈したルールを武器に
高校生のマウントを取って言いたい放題
これっておじさんのただの自己満足です。
#誰も幸せにならないよね
#同じような市民は沢山いるよ
このような事は
これから先どんどん増えて行くと思います。
#人は暇になるとそういう事をしたくなる
#自分の正義に共感して欲しいだろうね
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伝え方があるよね
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もし
私が高校生にこの問題を解決するために
このルールを伝えるなら
高校生に対して
私
「ごめんちょっといい。
おじさん朝は暗くて見にくいから
怪我をしたくもさせたくもないんよ。
だから、もう少しゆっくり走って
もらっていいかな?」
と言ったらいいだけです。
このおじさんのように
高校生のマウントを取って
「お前にルールを教えてやる」
と言っても聞くわけはありません。
#それじゃ感情が付いていかないから
大人だからマウントを取って話をする。
そんな人が多い世の中だと思うけど
それでは幸せな世の中は作れません。
#お互いの立場を尊重してあげよう
少なくとも
みなさんの周りに居る人には
丁寧に対等な話が出来るように
そうすると幸せな輪が広がって行きます。
#自分が変わるだけでいいよ
#他人を変えさせる事は出来ないから
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2日後のこと
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この事件の2日後
私はいつものように早朝走っていると
高校生
「この前は、ありがとうございました」
私
「いいんよ。練習頑張ってね」
とだけ会話しました。
#凄く嬉しいんだけどうまく言えない
この”ありがとう”の言葉が言えるって
凄いちゃんとしてるなぁ。
と感心し感動しました。
#ありがとうって言われると嬉しいね
いつか
この高校生も大人になります。
もし同じような場面に遭遇したときは
誰かを助けてあげるような
そんな大人になってくれたら嬉しいです。
#大人は面倒くさいんじゃない
#面倒くさい大人がいるだけだよ
おじさんのように
力づくで正義を振りかざすか?
私のように
寄り添い正義を振りかざすか?
お互いが気持ちよく
いい関係を作り、いい世界を作る。
正義の振り翳し方が違うだけで
相手の行動は大きく変わります。
#みんなが幸せになるように
#お互いが譲れる所は譲ろうね
誰も聞いてないけど
私の父の名前は”正義”です(笑)
#ここテストに出るよ
#正義の息子
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まとめ
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今回は
先日早朝に起こった事件について
お話をさせていただきました。
ルールに縛られて
ルールだけを守っても
ルールの目的の意味が分からなければ
的外れなことになったりします。
#大切なのは目的を把握すること
#目的を理解出来る子供は成長しやすい
子供だからと子供扱いするのではなく
一人の人間として尊重し
対等に話をしてあげましょう。
#親と子で味方同士の関係を作ろう
#この関係こそ一生の宝物になるから
目的を分からずに
ルールだけに縛られると
今回のおじさんのようになります。
こんなおじさんを量産しないよう
考えれる子供に育ててあげてください。
#子育てにこれだという正解はない
#子供一人一人違う人間だからね
子供を一人の人間として尊重することは
子育ての骨太の根幹となりまーす。
#私の個人的な価値観です
子育ての現場からは以上でーす!