#110 挨拶について考えてみた

青木です。

基本的には、走れるならだいたい朝近所を走っています。

同じコースを走っていると、まあまあ同じひとと

会うことが多いです。たいてい自分からおはようございますと

挨拶するのですが、普通におはようございます、と

返してくれるひととそのままスルー、なにも返さない

ひともいます。朝にウォーキングしているお年寄りや

犬の散歩をしているひと、通学中の学生さん、

年齢や立場はいろいろですが、

挨拶を返すひとと返さないひとは

どういう違いがあるんだろう・・・とふと考えてみました。

 

自分が近所の芥子山(けしごやま)を登ってくるコースの

途中に旭東中学校のグラウンドがあり、土日の午前中などは

野球部が練習しているのですが、その横を通ってしまうと

グラウンド横を走る自分に気づいた野球部のひとりが

『チース!!』と挨拶してくれます。

すると、まわりの部員も条件反射的にこちらを向いて

『チース!!』『チース!!』『チース!!』『チース!!』

(×部員数)(笑)

気持ちいい時間なのですが、そのたびごとに

会釈しながら『おざすー!』を返さないといけないのは

まあまあの作業ではありますが。。

条件反射のように、なにも考えずに

元気な挨拶ができる野球部の子供たちをみて、

挨拶って「しつけ」と「習慣」なんだなあと思いました。

挨拶が普通にできるひとというのは

家庭か学校か、育ってきたどこかの環境で

挨拶の「しつけ化」と「習慣化」がされてきたのだと

思います。

 

挨拶ってやってもやらなくてもどちらでもいいですよね。

でも、やったほうがいいということもみんな知っています。

でも、知らないひとに自分から挨拶するのって

ちょっと面倒くさいです。

そう、面倒くさいから

深く考えずに出来る状態=「習慣」に

なってないととっさに出てこない。

 

自分は小さい頃、親父がしつけにきびしかったので

毎朝起きてきたときに自分から大きな声で

おはよう!と挨拶を

しないといけないと育てられました。

面倒くさいとかいう感情が出てくる前に

挨拶しないと怒られるからもっと面倒くさい。

そんな環境のおかげで、だれかとすれ違うときなど

なにも感じずに自分から挨拶をします。

ごくごく自然なことだと思ってましたが

今になってはそれが『習慣』になっていることは

強みにもなっているかもしれないなと感じます。

小学5年生の娘と一緒に外を散歩したりすると、

彼女は自分より早くすれ違うひとに挨拶したりします。

我が子ながら、そういう環境になっているのを

知り、親からのしつけや育つ家庭の「環境」が

ものすごく大事なんだなあと思います。

 

最近、仕事の研修があってそこの場で自己紹介的な

タイミングがあり、だれかが

『挨拶にスランプなし!』

と言っておられました。いつも元気で気持ちのいい

明るいチームリーダーとのことです。

まさにその通りだと思いました。

自分から先に

元気よく挨拶をする。

この行動は、仕事の経験もスキルも、自分の気持ちや

体調さえもほとんど関係なく出来ることです。

ただ、そう意識するだけで。

それが『習慣』になっていたらどれだけ

素晴らしいことだろうと思うんです。

私たちがやっている地図読み講習会やオリエンテーリングの

イベントでは子供と一緒に参加したり、やってみることを

推奨しています。

地図読みの知識や、スキルももちろんあったほうがいいですが、

もっと基本的なこういうことも

自然に伝えることが出来ればいいなと

そんな「環境」でありたいと

思っています。

そして、いよいよ4月7日の

『閑谷マウンテンマラソン2024』

開催まで

のこり2週間ほどと迫ってきました。

まだエントリーは今月末まで続きますが、

定員以上の参加者となり、これまでよりも

たくさんのみなさんに参加してもらえることが

非常に嬉しいです。

残りわずかの期間、できる限りの準備をして

当日に最高の時間を共有できるように

チームでがんばっていきます。

そして当日は、

会うひとみんなに気持ちいい

挨拶をして迎えたいと思います。

(青木)